我が家にはひとりムスコがいます。
毎日にこにこで元気、毎日自分で工夫しながら遊び、観察していると本当におもしろいです。
そんなムスコが先日「表出性言語障害」と診断されました。
今回は診断前の1歳8ヶ月までを振り返ります。
「表出性言語障害」とは
ことばの理解は年齢相応程度までできているものの、発語が追いついていない状態を言うそうです。
つまり、お父さんお母さんや周りの大人の言うことがわかっていても、うまく言葉が出てこない状態です。
専門の病院で「表出性言語障害」と診断されたときのムスコの状態は、また改めて記事にしたいと思います。
表出性言語障害と診断されるまでの経過
出生時
40週1日、普通分娩で生まれました。3200g、51cm。
みんなと少し違うことといえば、初産でしたが破水から始まって3時間未満のハイパースピード出産だったことくらいでした。
新生児黄疸もなく、スクリーニング検査もABR(聞こえ方の検査)も問題ありませんでした。
1-2ヶ月
寝起きにぐずることがほとんどなく(これは1歳10ヶ月の今でも変わりません)
よく飲みよく出す、元気な子です。
吐き戻しは片手で数えられるくらいしかありませんでした(これも本当にありがたい…)。
横向きだっこは当時からあまり好きではないようでした(その後もずっと嫌がります)。
このころクーイングはよくしていました。
3−4ヶ月
首座りしました。4ヶ月になってすぐに寝返りを覚えました。
このころから「ぞうさん」「いぬのおまわりさん」などの童謡が大好きで、泣いていても聴かせると泣き止んでくれました。
離乳食が始まる前のこの頃は便秘がちで、しょっちゅう綿棒浣腸をやっていました。
このころから本当によく笑う子です。
他の子のお母さんからも「よく笑いますね〜」と何度も言われるほどです。
3−4ヶ月検診も問題なくクリア。
6-7ヶ月
5ヶ月の終わりから始めた離乳食は順調で、苦手なものもほとんどなく、出された離乳食が足りないと大泣きでした。
離乳食が始まってからは頑固だった便秘はなくなりました。
愛嬌がよく、人見知り・場所見知りは全くのゼロではありませんが、ほとんどありません(これも1歳10ヶ月の今と変わりません)。
8-10ヶ月
このころはまだ喃語はでていませんでした。
8ヶ月の終わりころにやっと手を離して安定して座っていられるようになりました。
体の発達で少し遅めだったのは、この「一人座り」だけだと思います。
一人座りと同時期にずり這いで行動範囲が広がってきました。
8ヶ月のおわりごろの乳児検診で、喃語がまだ出ないことにコメントされ
「1歳になっても喃語がでないようなら、大きい病院を紹介します」と言われました。
9ヶ月のおわりにつかまり立ちをしました。
10ヶ月になってすぐに伝い歩きをしました。
11ヶ月半でやっと喃語が出始めました。内心ちょっとほっとしたのをよく覚えています。
1歳検診
母子手帳の「音に合わせてからだを楽しそうに動かしますか。」の項目のみ「いいえ」でしたが
その他は特に気になる項目はありませんでした。
離乳食を毎度もりもり食べていたためか、1歳になる直前に母乳を欲しがらなくなりました。
1歳検診で「身長体重も平均だし、欲しがらないなら無理にあげなくてもよい」と言われて、1歳0ヶ月で卒乳しました。
前回の乳児検診で問題になった喃語ですが、前述のとおり11ヶ月半でで始めたので「大きい病院」への紹介は回避されました。
しかし、念の為ということでこの時から2ヶ月ごとに言葉の発達について定期受診が始まります。
手振りでのコミュニケーションはとれていました(ばいばい、いってきますなど)。
外に出たい時は、抱っこ紐をずりずりと引きずってきて私に渡してきますし、
テレビがみたいときはリモコンを持ってきて、私に持たせるようになりました。
いわゆるクレーン現象と呼ばれるものは、ムスコにはありませんでした。
1歳2ヶ月
指差しはまだありません。喃語がときどきでる程度です。
「いただきます(手を合わせる)」「こんにちは(会釈する)」「おいしい(目をつぶる)」などジェスチャーでのコミュニケーションがあり、本人も毎日やりとりを楽しんでいました。
自由に歩けるようになってからは、部屋のドアやふすまが中途半端に開いているのが気になって、
率先して完全に開けたり完全に閉めたりしてくれるようになりました。
おむつも指定の蓋つきゴミ箱へ入れて、蓋を完全に閉めるところまでやってくれるようになりました。
食事の時も、今食べるものはお食事チェアへすべて移し、ごちそうさまのときはすべての器とカトラリーをダイニングテーブル側に移します。
わたしなんかよりよっぽど几帳面です。笑
積み木は崩す方がすきですが、積むこともできていました。
絵本が好きで、絵本にでてくる食べ物をみて、食べる真似をしていました。
この時期はこどもちゃれんじbabyの「きらきら なぁに?」「ことりのぴっぴ」が特に気に入っていました。
「きらきら なぁに?」に連動したおもちゃも気に入っていました。
タッチペン式の図鑑を買い与えたら気に入って、この時期から毎日遊ぶようになります。
1歳4ヶ月
やわらかいサッカーボールを蹴って遊ぶようになりました。
「ないないして(片付け)」「ゴミぽいして(ゴミを捨ててきて)」「お洗濯(洗濯機にいれて)」などの指示は通るので、積極的に動きます。
褒められてにこにこドヤ顔です。笑
あいかわらす絵本は大好き。読んで欲しいものをもってきて何度も繰り返し読むように指示します。
「おねがい、もう一回」は顔の前に人差し指を持ってきます☝️
1歳4ヶ月のおわりにやっと「興味の指差し」がはっきりと出るようになりました。
「応答の指差し」は当時出ているのかどうかはっきりとしませんでした。
1歳6ヶ月
当時の有意語は「んまんま(食べたい、飲みたい、お腹すいた)」のみ。
そのまま語彙は増えずに1歳半検診になりました。
1歳半検診では…
- 絵の指差し→指はささないものの、指定された絵を手でバンバンと叩いて6/6問正当!
- 積み木→クリア!
ただ有意語が少ないので、臨床心理士さんからは「2歳ごろに確認のお電話しますね〜」と言われ終了しました。
よく噂では聞いていた指差し検査ですが、1歳半検診の数日前からタッチペン式の図鑑の「どれかなクイズ」にはまって遊び始めていたので、たまたまできたのだと思います。
正直検診当日はできないだろうと思っていたので、できて親の私がびっくり。
普段感情を表に出さないダンナも私からの報告を聞いて「え⁈マジで⁈」と心底驚いていました。
当時からムスコが気に入って今でも毎日遊んでいるタッチペン式の図鑑はこちらです⏬
買い与えてから毎日自分からひっぱりだしてきて遊んでいるので買ってよかったおもちゃのひとつです。
寿司ネタのページは食べたこともないのになぜか全問正当するので、毎日ムスコをみていて本当におもしろいです🤣
その後絵本の読み聞かせや遊んでいる時に質問してみると、「応答の指差し」をはっきりとするようになりました。
1歳8ヶ月
言葉は「んまんま(お腹すいた)」「んも(焼芋)」「い(焼き海苔)」「い(踏切)」の4語。
「んまんま」からしばらく止まっていたので、進歩です!
テレビや歌、大人の会話のなかでわかる単語をジャスチャーで表すようにもなってきました。
親目線では進歩を感じていたのですが、かかりつけの先生はどうやらまた「大きい病院」への紹介を悩んでいたようでした…
この頃にこどもちゃれんじEnglishを始めましたが、DVDではしまじろうや美人のEmmaお姉さんよりもイケメンのBobがお気に入りで、BobのPeek-a-booのコーナーは毎回声を出して笑っていました。
ついてきたリズムプレイヤーも2ヶ月以上経った今でも飽きずによく遊んでいます。
この頃ハンドクリームの記事の最後にもでてきたモモンガさんの家に遊びに行くのですが、二児の母のモモンガさんからムスコの様子について「特に違和感はなかったよ〜そんだけ大人の言ってることわかってれば大丈夫じゃない?」と言われて少しほっとするのでした。
表出性言語障害と診断される前までの過程をふりかえってみました
私は医師免許こそ持ってはいますが、こどもの発達については素人です。
今回の記事は、あくまでひとりのママとしての目線で書いています。その点をご了承いただきたく存じます。
「表出性言語障害」とムスコが診断されてから気になって検索してみたのですが、経験談的なお話があまり見つかりませんでした。
育児中、特に月齢が低いときは誰かの経験談や体験談をみて安心感を得ることができたので、誰かの不安を少しでも解消できれば幸いと今回思い切って記事を書くことにしました。
実際の診断そのものは専門の先生に委ねるしかありませんので、ムスコと同じ状態だからといってそれが必ずしも「表出性言語障害」だとは断定できません。
その点をご了承いただいた上で「表出性言語障害」のこどもの一例として参考程度にはなりますが、みなさんと情報をシェアできればと思いました。
診断された1歳10ヶ月時点でことばの発達がどうだったのかも後日シェアしたいと思います。
それではまた。